あわびの味ってどんな味でしょうか。
主な調理方法による味の違いを比較してみました。
あわせてあわびの種類や天然物・養殖物での違いもまとめています。
あわびの味をより楽しめます。
主な調理方法による味
あわびの主な調理方法による味は次のようになっています。
- 生・・・コリコリとした歯ごたえと磯の風味
- 焼く・・・弾力感のある歯ごたえ
- 干しアワビ・・・より濃縮された旨味
生で(刺身)
コリコリとした歯ごたえ、しこっとした歯触り、そして磯の風味と旨味、甘みがあります。
コリコリとした歯ごたえがあわび独特です。
このコリコリとした硬さは人によっては硬いと感じる方もいます。
コクのある肝を醤油に混ぜ、それにつけて食べるとよりおいしくなります。
トコブシ・サザエとの比較
トコブシとよく比較されますが、トコブシより歯ごたえがあって硬く、甘みもあわびの方が強いです。
ただ磯の香りはサザエの方が強いです。
焼く
焼くと生のコリコリとした硬さがなくなり、身がむっちりと柔らかくなります。
そのため弾力感のある歯ごたえになります。
また焼くことで旨味と風味が増します。
焼いたときの食べ方
踊り焼きなどの網焼きやバター焼き、ステーキなどの食べ方があります。
網で焼いて、醤油をかけて食べるシンプルな食べ方は、よりあわびの風味や旨味を味わうことができます。
干しあわび
ゆでたあわびを干して乾燥させることで、より濃縮された旨味になります。
また柔らかな歯ごたえも楽しめます。
干しあわびの食べ方
煮込みや中華スープなどに適しています。
中国料理の高級食材です。
どれが一番おいしいか
好みによります。
身もふたもない答えで申し訳ないのですが、それぞれに違ったおいしさがあります。
刺身のコリコリとした歯ごたえがたまらなく、この歯ごたえは刺身でないと味わえないという人もいます。
一方、刺身はあわびの旨味が十分に味わえないが、焼くとより旨味と風味が増しておいしくなるという人もいます。
このようにどちらがいいとも言えず、好みとしか言えません。
刺身がおすすめ
個人的にはやはり刺身のあのコリコリとした歯ごたえがたまりません。
あわびでしか味わえないもので、味というよりあごにかかるあの適度な負荷が独特です。
ただそう言いながら、網で焼いて醤油をかけて食べるあの香り高い風味も捨てがたいです。
種類による味の違い
次の種類のあわびの味についてご紹介します。
- 黒アワビ・蝦夷アワビ
- メガイアワビ
黒アワビ・蝦夷アワビ
淡路島産天然黒あわび(活) 活 蝦夷 あわび黒アワビと蝦夷アワビは、身がとてもしまっていて旨味も他の種類のあわびよりあり、コクもあります。
特に黒アワビは、あわびの中で最高級のランクで、より旨味があります。
どちらも身がひきしまっているため、刺身に適しています。
メガイアワビ
黒アワビや蝦夷アワビにくらべると肉質がやわらかで、ステーキや酒蒸しなどに適しています。
天然物・養殖物の味の違い
天然物と養殖物の味の違いについて解説しています。
天然物
【日本海産】天然あわび(600g)天然物は、磯の荒波の中で長い期間をかけて成長していますので、養殖にくらべるとより身がひきしまっています。
そのため特に刺身に適しています。
個人的には天然物の黒アワビを刺身でコリコリ食べるのがおすすめです。
養殖物
三陸翡翠あわび 養殖養殖物は、天然物にくらべるとより身が柔らかいです。
豊富な栄養を与えられていますので、成長が天然物より早いです。
そしてその豊富な栄養のため、天然物より旨味がある場合があります。
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